ほくろが気になったら

顔の手入れ

ほくろは、無い人がいないと言えるほど、多く人にあります。ほくろの正式名称は色素性母斑といい、皮膚の一部分にメラノサイトという細胞が集まったものです。顔の大きなほくろは、取り除きたいと思う人は多くいます。また、ほくろに非常に良く似た形で、皮膚癌である場合もあるので、事前に取り除きたいという人もいます。ほくろには、大きく分けて単純黒子と色素性母斑の2つの種類があります。単純黒子は、サイズが小さく、色に関しても黒から茶色まで色々あります。単純黒子の場合、メラノサイトが皮膚の表面近くにあるのが特徴的です。小さいので気にならない場合が多いのですが、場所や数で気になる場合はレーザーで比較的簡単に除去ができます。段々と盛り上がってくるタイプの黒子が色素性母斑です。これは母斑細胞が折り重なることで、母斑が盛り上がってくるのです。母斑細胞とは、ほくろの形を作っているメラノサイトのことを指します。最初は、小さなほくろから始まりますが、徐々に大きくなったり、盛り上がってきます。中には、皮膚から奥に向って成長していくものもあります。小さいものはレーザーで取り除くことができますが、5mm以上盛りあがっているものは、再発や治療の跡が残らない様に切除手術で取り除きます。年齢が進むほどほくろの数が増えるということが良く言われますが、これは余り心配する必要がありません。黒くなる前の肌色だったほくろが紫外線の影響を受けて黒く色づいたものなので心配ありません。心配なのは、前からあったほくろが大きくなってきたり、変形してきたらも気にした方がいいでしょう。

ほくろは、比較的心配する必要は無いものですが、命に係わる危険な状況になる場合もあり、今後高齢化が進む中で注意していくことでリスクをさげることができます。注意する必要があるほくろの代表として、メラノーマがあります。メラノーマは皮膚がんの一つで非常にほくろに似ているので、メラノーマとは気づかない場合がほとんどです。皮膚がんは、皮膚細胞が悪性に変化し増殖をはじめるものです。メラノーマは皮膚がんの中で一番治療が難しい皮膚病といわれています。がん細胞の増殖が非常に早く、他の組織への転移も活発です。皮膚がんは通常皮膚の浅い部分から深い部分へと転移する特徴があり、深い場所まで転移したものがリンパ節を通じて他の臓器等へ転移していきます。ほくろは、全てがんになるわけではありません。あまり神経質になる必要はありませんが、実は皮膚がんだったということもあり得ます。仮にがんであても、早期に取り除くことができれば100%近く治るものなので安心して、気になる人はほくろ除去も一つの手段です。気になるほくろがあって、ほくろ除去を決断した場合は、間違っても自分でほくろ除去するのはやめておいた方が良いです。ほくろに見えて、実はメラノーマだった場合など、命に係わる事態になってしまいます。個人で手に入るイボコロリのような塗り薬を塗って自分でほくろを取る方法もありますが、余計な刺激を与えて逆効果になる場合があります。ほくろ除去は決して自分で行う事はやめて、必ず医療機関で診察してから除去してもらいましょう。